現物出資 とは
「現物出資(investment in kind)」とは、株式会社を設立または新株を発行する際に、移転可能で客観的に評価できる不動産、動産、有価証券、特許権、のれん等、金銭以外の財産をもって出資することを言います。
出資の際、簿記上で金銭以外に価値のある財産が存在した場合は実際の現金の代わりにそれを出資でき、一切の財産が対象で固定資産に限定されません。
増資を引き受ける対価として個々の資産を給付する行為であるため、権利義務を選択して承継させることができますが、会社定款および発起人決定書(発起人会議事録)にその旨を明記する必要があります。